ビットコイン(BTC)は10月27日に13,000ドル以上を維持しているが、アナリストの一部はビットコインが大幅な調整に直面する可能性があると警告している。

オンチェーンアナリストのコール・ガーナー氏は27日のツイートで、BTC/USDの強気の動きが終了し、急落する恐れがあると指摘している。

ガーナー氏は、ビットコイン流動性インデックス(BLX)の指標に注目している。これは、流動性が市場に出入りする価格ポイントを評価するために設計されたものであり、この結果をみると市場は弱気となっている。

週末にBTCが13,370ドルに達した後、ビットコインは投資家からの流動性を失いつつあり、今年に10,000ドルや12,000ドルまで反落した過去のケースに近い状態になっているという。

いずれの場合でも、ビットコインは急落した後に、ゆっくりともとも価格にまで戻っている。

ガーナー氏のチャートを見ると、今回の価格下落での潜在的なボトムとなる可能性があるのは11,300ドルだ。これは現在の高値から15.4%下落するということになる。

出典: Cole Garner/ Twitter

ビットコインはほぼ1週間にわたって13,000ドルを維持している。しかし2019年と2020年の両方では、12,000ドルを超えるBTC急騰はすぐに反落に直面し、下落している。

したがって、ビットコイン価格が調整に直面するという意見は、ほかのアナリストからも出ている。

仮想通貨アナリストのミカエル・ファン・デ・ポッペ氏は短期的な反落の可能性について触れ、その際に11,500ドルを維持することができれば、さらなる上昇につながるとみている

デ・ポッペ氏は、14,000ドル突破はまだ時間がかかるとみており、「来年からの17,000ドルへの次の上昇ラリーに向けて勢いをつけるためには、以前のレジスタンスゾーンを再びテストすることになるだろう」と指摘している。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン