プライバシー重視型の仮想通貨ジーキャッシュ(ZEC)が、ハロウィンの週に仮想通貨市場の弱気派を驚かせている。
ZECは金曜に7.75%上昇して390.75ドルに達し、2018年以来の高値を記録した。同時期に仮想通貨市場全体の時価総額が2.5%下落したのとは対照的だ。
10月だけでZEC価格は約500%上昇しており、同期間に市場全体が4.5%下落したのとは鮮やかな対照をなしている。
「ビットコイン保険」発言が火をつける
Zcashの“怪物的な”上昇の背後には、有名投資家らによる強気発言がある。
10月1日、著名投資家ナヴァル・ラヴィカント氏がジーキャッシュを「ビットコインに対する保険」と呼んだ投稿を行った直後、ZECは1日で60%以上急騰。その後も上昇を続けている。
続いて、ソラナ関連の開発企業ヘリウス共同創業者兼CEOのマート・ムムタズ氏が「ZECは1000ドルに達する」と発言した。
さらにビットメックス共同創業者アーサー・ヘイズ氏が「ZECは1万ドルに行く」と投稿したことで、価格は30%急騰した。
この一連の値動きは、2021年にドージコイン(DOGE)がイーロン・マスク氏の投稿ごとに平均33%上昇した現象と酷似していると、リサーチャーのダビアン・ファブランド氏は指摘している。
ショート勢の清算が上昇に拍車
ZEC価格の急上昇には、ショートポジションの強制清算(ショートスクイーズ)も拍車をかけている。
コイングラスによると、過去2週間でZEC先物の清算額は累計6500万ドル超に達し、その半分以上がショートポジションによるものだった。
価格上昇によりショート勢がポジションを強制的に買い戻したことが、ZECのブレイクアウトを生んだ構図だ。
さらに、10月を通じて「Zcash」というワードの検索が急増しており、個人投資家のFOMO(取り残される恐怖)が明確に見られる。
こうした清算による買い戻しとFOMOの連鎖が、当初のきっかけを超えて上昇を持続させているとみられる。
テクニカル分析では30%の調整リスクも
日足チャートでは、ZECが上昇ウェッジを形成しており、これは上昇トレンド後に弱気転換する前兆として知られるパターンである。
ウェッジの上限は450ドル付近に位置しており、勢いが衰える前にこの水準に接近する可能性もある。
一方で、価格が上昇しているにもかかわらずRSI(相対力指数)が74付近で低下傾向にあること、加えて取引高が減少していることから、買いの勢いが弱まりつつあると見られる。
もしZECがウェッジの下限トレンドラインを下抜ければ、260〜270ドル付近まで約30%下落するリスクがある。この水準は20日間指数平滑移動平均線(20日EMA/緑の波)とほぼ一致しており、ここが短期的なサポートラインとなる可能性が高い。
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