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執筆者:Cointelegraph Japan
Igor Belkin
校閲:Igor Belkin元スタッフ編集者

「なんでもいいから書いて」ホワイトペーパー執筆の実態 仮想通貨相場の復活で最近はビジネス好調

「なんでもいいから書いて」ホワイトペーパー執筆の実態 仮想通貨相場の復活で最近はビジネス好調
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Decryptによると、仮想通貨・ブロックチェーンプロジェクトの内容や目標を定めるホワイトペーパーの執筆者12名ほどが、事実を捻じ曲げたり誇張したりして執筆したことを認めた。

彼らの一部は契約ライターで、他の多くは「ホワイトペーパー工場」に雇われている。Linkedinやフェイスブックで募集され、1回につき1000ドル(約12万円)~5万ドル(約600万円)の報酬が出されるそうだ。1回のホワイトペーパー作成にかかる時間は、最大8カ月。ウクライナやナイジェリアなど新興国の人々にとっては人気の高い職業なのだという。

彼らは、一貫して事実を捻じ曲げたり誇張したりして書くように求められているのだという。数字を高めに書く場合がある他、もっと悪いケースでは、ビジネスモデルを代わりに考えてあげるケースがあるとか。中には「ビットコインライトコインイーサリアムを含むETFのホワイトペーパーについて書いてくれ。なんでもいいから」と丸投げされた場合もあるそうだ。

依頼主にとっては、ホワイトペーパーで資金調達ができれば手段を選ばなくて良いというのが本音なのだという。

また、シンガポールの仮想通貨プロジェクトKuCoinのホワイトペーパーを書いたと主張するナイジェリア人ライターは、プロジェクトの正当性というより、自身の主観的な理解に基づいて「詩的に」書いたことを告白したそうだ。

2017年、トークンを使った資金調達であるICO(イニシャル・コイン・オファリング)が流行った際、中身がスカスカのホワイトペーパーが話題になった。2017年のICOの80%以上が「詐欺」という見方も出ている。

また、仮想通貨ビットコイン開発の功労者であるアダム・バック氏は、最近のインタビューで、ホワイトペーパーが多すぎることに言及。「何かが違うと証明することの方が多いと感じるよ」という心情を吐露した

ちなみに、ホワイトペーパー執筆者にとってのビジネスは、回復傾向にあるのだという。これは強気相場の復活サインの1つとみて良いかもしれないが、引き続き、詐欺的なプロジェクトへの警戒は続けた方がよいだろう。

 

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