6月13日18時40分現在のビットコインは、小幅なプラスとなっている。米国の株価とビットコインのリターンの比較が話題になる一方、今後ビットコインがどうなるのか予測することは困難という指摘も出た。
(出典:Coin360)
ここ1週間ほど狭いレンジ内での取引が続いているビットコイン。米国の経済番組CNBCは11日、今月ビットコインがS&P500のパフォーマンスを下回っているとツイート。ウォール街の金融関係者をはじめ多くの関係者が日常的に見るCNBCは、ビットコインと伝統的なマーケットの関係を注視しているようだ。
一方、ビットコイン分析を手がけるRhythmは7日、どの年にビットコインを買ってもリターンがプラスであることを示す統計を発表した。
ビットコインのリターンは1年単位でみればプラスかもしれないが、より短期で予測するのは難しい。
データ提供会社のインデクシカ(Indexica)のCEOは、フォーブスの取材に答え、改めて予測の難しさを指摘。株価や為替、商品は一般的には企業発表、政策発表、技術発展に反応するが、ビットコインはしないと解説し、次のように述べた。
「残念ながら、何がビットコインと仮想通貨市場を動かしているか知りたければ、我々は適任ではない。ただ、我々より良い成果を上げられる者は誰もいないと思うけどね」
インデクシカは、5月中旬のビットコイン上昇の背景について、伝統的な分析ではなくビットコイン界隈でなされる会話に注目。より複雑な会話が増加し詐欺に対する懸念の減少する一方、「過去に何が起きたか」から「未来に何が起きるか」への変化が見られたと指摘していた。