ビットコイン(BTC)の最近の急騰理由について一風変わった分析が登場した。

新たなデータ提供会社インデクシカ(Indexica)が、ビットコイン周辺で起きている「会話」の成熟度から最近のビットコイン上昇の説明を試みている。15日付のブルームバーグが報じた。

インデクシカは、数千の文書の自然言語をコンピューターで処理してインデックスを作成。ビットコイン上昇が始まった4月以降で、会話に3つの大きな変化があったという。

1つ目は、ビットコイン界隈でより複雑な会話がなされるようになったこと。2つ目は、詐欺に対する懸念の減少、3つ目は、「過去に何が起きたか」から「未来に何が起きるか」への変化が見られたことだ。

インデクシカは、この3つの変化について「ビットコイン界隈でよりプロフェッショナルな会話がなされている」と解説。機関投資家などがより真剣に捉え始めている可能性を示唆しているという。

機関投資家は、仮想通貨のことを真剣に捉えて始めている。

米国の金融大手フィデリティの調査によると、米国の機関投資家の22%がすでに仮想通貨を保有。フィデリティは機関投資家向けにビットコイン(BTC)取引を始めると報じられている。

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さらに米国最大の仮想通貨取引所コインベースが手がける機関投資家向けのカストディ・サービスの仮想通貨運用額が10億ドルを超えたことが明らかになった。

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翻訳・編集 コインテレグラフ日本版