米格付け会社ウェイスレーティングのアナリストが、現在の仮想通貨相場はまもなく激しいプルバック(利益確定などで相場が一時的に反対方向に動くこと)を経験することになるものの、2015年以来で最高のビットコインの購入機会になるだろうという分析リポートを発表した。

16日にビットコインは今年最高値の8373ドルをつけたが、執筆時点(5月24日11時30分)時点では7900ドル付近まで下落している(出典:CoinMarketCap)。

ウェイスレーティングのジュアン・ヴィラバーデ氏は、2012年1月と2015年11月にビットコインはプルバックでそれぞれ40%以上下落した後、急上昇したと指摘。「最初の強気相場後のプルバックは、歴史的にビットコインを買う良い機会になってきた」と解説した。

(出典:WeissRating「2011年~2012年のビットコイン価格の推移(灰色のボックスは調整)」)

2011年11月からビットコインは7ドルまで上昇した後、ビットコインは45%調整して約4ドルまで下落した。しかし、その後、ビットコインは急騰し2013年12月までには1000ドルをつけた。

(出典:WeissRating「2015年~2016のビットコイン価格の推移(灰色のボックスは調整)」)

2012年と似たような現象が2015年にも起きた。11月に500ドルをつけた後、たった7日間で40%調整して300ドルまで急落。しかし、その後、ビットコイン強気相場が復活して、ご存知の通り2017年末に記録した2万ドルまで強気相場が続いた。

ヴィラバーデ氏は今回の2回目の強気相場は、取引高や手数料などファンダメンタルズの改善がみられることから長続きするのではないかと予想した。