米小売大手ウォールマートがフェイスブックの仮想通貨リブラのライバルになるかもしれない。
1日に米国特許商標庁(USPTO)に申請された特許によると、ウォルマートが米ドルに連動したステーブルコインの発行を検討している可能性がある。
特許文書には、「1つのデジタル通貨ユニットをレギュラー通貨に紐つけて発行する」や「デジタル通貨の情報をブロックチェーンに記録する」など、法定通貨に連動するステーブルコインを示唆する文言が並んでいる。
また「米ドルに連動するかもしれない」とし「一部の小売店やパートナーで使うことが可能」と書かれている。他には手数料は無料で、現金への交換が簡単にでき、利子も稼げる可能性も言及されている。
フェイスブックは6月18日リブラのホワイトペーパーを発表。2020年前半までにリブラの立ち上げを予定している。リブラは、世界に17億人いると言われている銀行口座を持たない人々を金融システムに取り込む「金融包摂」を目指している。
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