米取引所ナスダックが2018年6月にもビットコイン先物取引を上場させる可能性があることがわかった。ウォールストリートジャーナルが伝えた。同様にビットコイン先物取引を計画しているCMEグループとシカゴオプション取引所に続く動きだ。

 元ニューヨーク証券取引所幹部でナスダックの役員でもあるジョン・ダゴスティーノ氏によると

「全ての規制された取引所のリサーチ部門がビットコイン先物取引を取り扱えないか検討している。現時点で大半のコストは同商品のマーケティングにかかる費用だ。人々がそれを取引したいなら、扱わない手はない。これは天からの贈り物だ」。

 報道によるとビットコイン先物は既存のナスダック先物プラットフォーム(NFX)に上場する予定という。15年に立ち上げられた同プラットフォームは元々エネルギー関連の商品を扱うが、今後は仮想通貨も組み込まれることになるという。

 ナスダックによる先物取引の上場は、同取引所に馴染みの深い多くの個人投資家引き込む可能性があり、市場へのインパクトは大きい。