イーサリアム財団のリサーチ・サイエンティストのヴァージル・グリフィス氏が米連邦検事局に逮捕されたことを受けて、イーサリアム創設者ヴィタリック・ブテリン氏やが2日、逮捕は不当であるとしてツイッターで投稿した。

 

 

グリフィス氏は2019年4月に「平壌ブロックチェーン・仮想通貨カンファレンス」に参加するために北朝鮮に旅行。経済制裁を逃れるための仮想通貨やブロックチェーンの使い方について行った技術的なアドバイスが経済制裁関連の法律に違反したとして起訴された。

グリフィス氏とは友人であるというブテリン氏は、財団とは関係なく、個人的な意見だとした上で、逮捕は不当であると主張した。

ブテリン氏によると、イーサリアム財団は支援も資金の提供もせず、北朝鮮への渡航は多くの人が反対していたという。

ブテリン氏は「ヴァージルが北朝鮮が悪事を働くことへの手助けをしたとは思えない。彼はオープンソースソフトウェアに関する公開情報に基づいてプレゼンテーションをしただけだ。ハッカーを育てるような高度な指導はない」とし、もしそうした傾向があったならブテリン氏自身が強く引き止めていただろうとコメントした。

また、ヴァージル氏が今回の渡航で金銭的な利益を得ていないことも主張。今回のヴァージル氏のプレゼンには違法性がないことを強調した。

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