イーサリアムの共同創設者であるヴィタリック・ブテリン氏は、草コイン(Shit Coin)を売却し出し、過去にブテリン氏にエアドロップされた約70万ドル相当のトークンをイーサ(ETH)に交換している。

Etherscanによると、3月7日にブテリン氏の所有するウォレットが500兆個のSHIKOKU(SHIK)を380.3ETH(59万5448ドル)で、約100億個のCult DAO(CULT)を581ETH(9万1021ドル)で、500億個のMops(MOPS)を1.25ETH(1950ドル)で売却している。

A screenshot of token transactions from Vitalik’s wallet. Source: Etherscan

トークンの流動性が低いため、売却はトークンの価格に大きな影響を与えた。CoinMarketCapのデータによると、トークンの中で最も価格が下がったのはSHIKで、ブテリン氏の売却後に86%の下落を記録した。

SHIKの流通量は1000兆個で、ブテリン氏が以前保有していた500兆個は現在の供給量の50%を占めている。

2021年5月、ブテリン氏はシバイヌ(SHIB)やドージェロン・マーズ(ELON)といったトークンを売却しており、その際にはSHIBで40%、ELONで90%の価格下落を招いた。

仮想通貨コミュニティの中には、ブテリン氏の売却がトークンに与えた影響の大きさを考慮して不満をこぼす人もいたが、ほとんどの国で所得税の対象となるエアドロップを受け取ることによる税制上の影響が動機であったと指摘する人もいた。