米資産運用会社のヴァンエックが今月5日から機関投資家向けに発売を開始した「VanEck SolidX Bitcoin Trust 144A Shares」の投資額が9日までにわずか41400ドル(4BTC)だったことがわかった。

仮想通貨アナリストのアレックス・クルーガー氏が10日、ツイッター上で指摘した。

「VanEck SolidX Bitcoin Trust 144A Shares」はSEC(米証券取引委員会)のルール144Aを使って銀行やヘッジファンド、ブローカーなど「適格機関投資家」向けに販売されたもの。"限定版"ビットコインETFとされているが、現在は米グレイスケールが提供するビットコイン信託(GBTC)のようなものだという見方がある。

これについて、仮想通貨業界の著名弁護士ジェイク・チャービンスキー氏は144A Sharesが合法的なETFではないと主張。ツイッター上で「単純に間違っている」と指摘している

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