ヴァンエック(VanEck)の子会社MVISと、仮想通貨(暗号資産)データプロバイダーのクリプトコンペア(CryptoCompare)は、仮想通貨銀行SEBAと協力し、ビットコイン(BTC)の1時間あたりのベンチマークレートを開始した。

6月3日の発表によれば、今回立ち上げたインデックスは「MVIS CryptoCompareビットコインベンチマークレート(BBR)」といい、仮想通貨デリバティブ取引における参照レートとして機能するのを期待して開発した。

仮想通貨銀行SEBAは、この新しいレートを使用して、デジタル資産市場向けのプロダクトをローンチする予定という。銀行の資産管理責任者であるダニエル・キューネ氏は、次のように述べている。

「仮想通貨デリバティブは、市場の歪みや市場操作に強い代表的な参照レートが不可欠だ」

MVISのマネージングディレクターであるトーマス・ケットナー氏と、クリプトコンペアのチャールズ・ヘイターCEOは、プロの投資家に高品質の仮想通貨データとインデックスを提供する必要性を強調している。これにより、投資家が仮想通貨のエクスポージャーのパフォーマンスを正確に測定し、資産クラスへの信頼を高めることができるようになると述べている。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン