米資産運用会社のヴァンエックは、仮想通貨(暗号資産)ビットコイン(BTC)を担保にした上場投資証券(ETN)を発売した。

同社のデジタル資産ストラテジストであるガボル・ガルバクス氏が25日にツイートした内容によると、これまで同社が目指していた米国の取引所ではなく、ドイツ証券取引所の電子取引プラットフォームであるクセトラ(Xetra)でのローンチのようだ。

上場投資証券(ETN)は上場投資信託(ETF)と同様、ビットコイン指数に連動した商品を購入できる。現物のビットコインを保有するリスクを追うことなく、ビットコインのパフォーマンスに連動した金融商品だ。

ヴァンエックでプロダクトマネージャーを務めるドミニク・ポイガー氏は次のように説明する。

「我々のビットコインETNは完全に担保されている。つまりETNに投資された資金が実際にビットコインを購入するために使われる。そのため各ETNは一定量のビットコインを表している」

ビットコインはリヒテンシュタインの仮想通貨カストディアンであるバンク・フリックがコールドストレージで保管する。

ヴァンエックは2019年、ビットコインETFの承認を目指していたことで知られる。何度も可否判断が延期されたが、米証券取引委員会(SEC)は、2019年9月に審査最終期限の1ヶ月前に申請を取り下げた

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン