14時17分時点のドルウォンは1170,25ウォンと1170ウォン台を回復している。

本日発表になった韓国の生産者物価指数は、前月比-0.2%と市場予想0.2%を下回った。韓国総合株価指数は下落、ウォン安が進んでドルウォンはプラスで推移している。

生産者物価指数(PPI)は、生産者の販売価格と仕入れ価格に関する特定期間の商品とサービスの価格変化率。予想より低い値は売り材料となる。

また、中国人民元が10時半に発表した実質的な政策金利であるローンプライムレート(LPR)は。0.05%低下の4.15%となった。

昨日はこの下げを見込んで上海総合指数香港ハンセン指数が上昇していたが、引き下げ幅が予想通りだったことと、米上院が「香港人権・民主主義法案」を可決したことから米中協議への懸念が高まり、本日は両指数ともに下落している。

テクニカル分析

ドルウォン予想レンジ 1165~1175

20日移動平均線(1166)が下値支持線となるだろう。200日移動平均線(1171)が上値抵抗線となっているが、米中協議の行方が不透明になってきたことは、ドルウォンにとってプラス材料になる。

200日移動平均線を上回れば、13日の高値1173.91がターゲットになるだろう。