今週はFOMCが火・水曜日に予定されており、英総選挙、15日の対中追加関税と重要イベントが目白押し。FOMCは政策金利の据え置きが予想されており、米中協議の行方がドルウォンの値動きに最も影響を与えるだろう。ドルウォンと相関性が高いドルオフショア人民元はこの米中協議の不透明感もあってここ数日上値の重い展開が続いている。午前10時13分時点でドルウォンは0.16%高の1191.40、ドルオフショア人民元は0.02%高の7.0377で推移している。韓国総合株価指数は0.12%安の2,086.09。

トランプ大統領は中国との協議の詰めは順調と述べ、パーデュー米農務長官は追加関税発動の公算は小さいと述べたが、市場はそれほど反応していない。

午前10時30分発表の11月中国消費者物価指数は前年比で市場予想通りの4.5%、11月生産者物価指数は前年比で市場予想を上回る-1.4%だった。

上海総合指数は0.31%安、香港ハンセン指数は0.48%安と中国株式市場は軟調スタート。日経平均は47円安の2万3383円となっている。

ドルウォン テクニカル分析と相場見通し

 今日のドルウォンレンジ
1186~1195

ドルウォンは引き続き11月7日を起点とする上昇チャネルの中で推移しているが、1190以上は上値の重い展開が続いている。昨日のドルインデックスは下げており、ドルウォンの上値は軽そうだが、先述のような重要イベントを前に小動きの展開が予想される。1189.33にある100日移動平均線が下値を支えるだろうが、それほどの値幅は出ない値動きだろう。