15時時点のドル円は108.86円と先週末のNY市場の終値に比べて22銭の円安。日経平均株価も一時200円超上昇するなか、リスク選好の円安地合いとなっている。

米中貿易協議の進展期待からリスクオンの流れとなっている。24日に行われた香港区議選で民主派が圧勝した香港ハンセン指数も27059と1.76%の上昇。この選挙結果が香港政府や中国の対応に変化を与えるのか、デモの今後がどうなるかが注目されている。

また、週末にはトランプ大統領が「香港を支持し、自由を支持する」と述べたものの、香港人権法案に署名するかどうかは明言しなかった。さらに、「米中貿易協議の合意も非常に近い」と発言していることもマーケットに好感されている。

今夜は目立った経済指標はないが、27時の2年債入札で債券市場が動意づくか注目だ。

テクニカル分析

ドル円予想レンジ 108.20~109円

本日は高値108.80円台まで上昇しているが、20日移動平均線(108.75円)が意識される展開。上値は200日移動平均線(108,95円)が抵抗ラインとなるだろう。下値は14日の108.25円、21日の108.28円が意識される。

もみあいが続いているが、109円を超えるか108.20円割れで仕掛けても遅くないだろう。