6時時点のドル円は107.62円と、前日終値に比べて1.78円の円安・ドル高水準で推移している。NYダウは1,048.86ドル高の21,237.38ドルで引け、米国10年債利回りも1.105%まで上昇した。

ムニューシン米財務長官は、17日の記者会見で「米国民に小切手を送るような施策を検討している」と述べた。企業や個人の税金の先送りなども含め、経済対策の規模が1兆ドルになるという。大型の経済対策が景気の下支えになるとの見方が広がった。

また、FRB(米連邦準備理事会)は、企業が短期資金の調達に使うCP(コマーシャルペーパー)を買い入れる緊急措置を発動すると発表。資金繰りが厳しくなった企業への支援が好感された。

ドル円のテクニカル分析と相場見通し

本日のドル円予想レンジ 

107~108.50円

米ドル指数は100.075まで上昇し、2月20日の高値99.815を超えた。新型コロナウイルスの世界的な感染拡大で経済が行き詰まるとの懸念が払拭できない中、流動性が高いドルに買いが入る展開となっている。

さらに米国10年債利回りが1%を超えてきたので、今後もドル高傾向が続きそうだ。

次に、ドル円のチャートは以下の通り。

ドル指数の上昇により、ドル円もしっかりした展開が続くだろう。20日移動平均線(107.85円)や、200日移動平均線(108.25円)を抜けるかが焦点となりそうだ。