15日の「第1段階」の米中通商合意署名を前にリスクオンの流れが一服。ドル円は110.21円の高値をつけた後伸び悩んだ。その後、「第1段階の合意をしても、米政府は対中関税を米大統領選挙後まで維持する」という報道が流れると110円割れの水準まで売られた。
しかし、以前からトランプ大統領は「第2段階の合意は選挙後」と述べていることから売りは続かず、110円前後でのもみあいとなっている。
13日に米政府が中国の為替操作国の指定を解除し、対立が和らぐとの期待からリスクオンの流れになっていたが、米中摩擦の不透明感が再び広がっている。
本日は、22時30分の生産者物価指数(予想:前月比0.2%)と、ニューヨーク連銀製造業景気指数(3.55)に注目だ。
ドル円のテクニカル分析と相場見通し
今日のドル円予想レンジ
109.50~110.50円
第1段階の米中通商合意署名を前に様子見ムードが高まる展開になるだろう。ただ、日経平均株価が24,000円台をキープできるかにも注目している。24,000円台をキープして上値追いの展開になれば、昨日の高値110.21円を試す場面もありそうだ