米共和党の全国共和党下院委員会(NRCC)は、ビットコイン(BTC)などの仮想通貨による寄付受付を開始した。NRCCは、共和党の選挙活動の調整を担当する組織だ。

NRCCはツイッターで、選挙キャンペーンのための仮想通貨寄付受入れを始め、資金調達で「月を目指す」と発表している。

米メディアのAxiosの報道によると、NRCCは決済プラットフォームのBitPayを利用して仮想通貨の寄付を受け入れる。BitPayを通じて受け取った仮想通貨はすぐに米ドルに交換されることになるという。

NRCCでは、仮想通貨を寄付する個人からはIDデータを取得すると述べている。

NRCCの委員長である共和党のトム・エマー下院議員は、仮想通貨を受け入れることは選挙で勝つために「必要なすべての方法」を追求する一環だと語っている。

「この革新的な技術は、共和党に必要なリソースを提供するのに役立つことになる」と、エマー氏は述べている。

エマー氏は、米議会の中で仮想通貨支持派の議員として知られている。エマー議員自身、昨年の選挙ではBitPayを通じて仮想通貨による寄付を募っていた。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン