米司法当局が1700万ドル相当のビットコイン押収、ダークウェブで偽薬物を販売した事件巡り

 米司法省は26日、ダークウェブで偽の薬物を販売したとして、米国メリーランド州に住む二人の男から1700万ドル相当のビットコイン (BTC) とその他の仮想通貨を押収し、更に約2400万ドル以上を追加押収する見通しであると、報道機関に対し発表した

 当局は、約1700万ドル相当の仮想通貨に加え、250万ドル相当のコンピューター機器と150万ドル以上の現金をこれまでに押収している。当局はさらに、違法な薬物販売で得た収益であるとみられる567万ドル以上に加えて4000BTC (記事掲載時時点では約2400万ドル相当)を没収する見通しである。

 6月22日に明らかになった6件の起訴事実によると、ライアン・ファラス被告(34歳)は、2013年11月〜2017年6月までの間、偽の「ザナックス(Xanax)」の錠剤をダークウェブでビットコインと引き換えに販売していたとの疑いが持たれている。更に彼は、同じく34歳のロバート・スウェイン被告と共謀し、「不正な資金の出どころや所有者をわからなくさせる手段」を利用して収益の資金浄化を行っていたとして告発されている。

 ファラス被告は現在、薬事法違反の罪で禁錮5年の最高刑に、また両者は、マネーロンダリングの罪で最高20年の禁固刑に処される可能性がある。

 2月に発表された2年間にわたるダークウェブエコシステムの調査では、ネットワークトラフィックや取引手数料に対するユーザーの不満から、ビットコインはダークネット市場での通貨として首位の座を失いつつあるかもしれないとの結果が出ている。

 コインテレグラフは3月、米連邦検察局が、偽の身分証明書を作成していたとされるグループの捜査中に、500BTC以上のビットコイン(当時の価値で550万ドル相当、現在は約300万ドル相当)を没収しようとしたオハイオ州の事件について報じている。米連邦保安局は、押収した仮想通貨のオークションを定期的に開いており、今年1月には、3813BTC(現在の価値で約2280万ドル)を売却している