(訂正:2021年3月12日午前11時10分 受入れ通貨にビットコインキャッシュを追記して修正しました)
米国の高級ホテルチェーンであるケスラー・コレクションはビットコインを含め8銘柄の仮想通貨での支払い受付を開始した。
9日に発表されたプレスリリースによると、ケスラー・コレクションは仮想通貨決済を手がけるビットペイと協力し、ビットコインの他にイーサやドージコイン、ビットコインキャッシュでの受け入れを開始した。この他にUSDコイン(USDC)やパクソス・スタンダード(PAX)、バイナンスUSD(BUSD)、ジェミナイドル(GUSD)の4銘柄のステーブルコインにも対応する。
同社のCFOを務めるフラビー・コラーゾ氏は、仮想通貨での支払いを受け入れることで、海外の顧客から為替の負担を軽減できると強調。さらにCEOのリチャード・ケスラー氏は次のように指摘した。
「今回の取り組みは、ホスピタリティ業界にとって最も革新的なコンセプトだ。私は仮想通貨が今後ますます普及すると信じており、ビットペイと提携することで決済の選択肢を増やすことができた。」
最近では航空業界や旅行業界などで、仮想通貨を受け入れる事例が出てきている。新型コロナウイルスの影響で非接触での決済が普及する中で仮想通貨を使った支払いにもポジティブな影響が出ているようだ。
仮想通貨に対応した旅行代理店であるトラバラ・ドットコム(Travala.com)は2020年2月に当月の予約のうち68%が仮想通貨を使ったものであり、収益が過去最高に達したことを発表した。
翻訳・編集 コインテレグラフジャパン