米国で加入者数第4位を誇るモバイル通信事業者のスプリント社は20日、ブロックチェーン技術を活用した5G接続自動車向けプラットフォームを立ち上げるため、ブロックチェーンスタートアップのNXM Labsと提携したと発表した。
スプリント社は、同プラットフォームと自社のLTEネットワークを利用することにより、モバイルWiFi、車両状態管理システム、「ハッキングを防ぐ世界初のブロックチェーンを採用したIoTセキュリティシステム」をドライバーらに提供する予定だ。
この提携は自動車産業に対するブロックチェーン活用を促進させるものだ。今回の試みのほか、自動車業界のブロックチェーン活用例には、メルセデスやフォルクスワーゲンなどのメーカーとアイオータが実施しているプロジェクトがある。
MOBIと名付けられた業界内の共同イニシアチブには、BMW、フォード、ボッシュ、ハイパーレジャーといった企業が参加している。