米国司法省の監察総監室は、押収した仮想通貨の価値評価のためにコインマーケットキャップを使っていることを明らかにした。

同省は、押収した金融商品の価値を決める方法の1つとして「ウェブを使ったツール」を指摘。例として「仮想通貨の場合は、コインマーケットキャップ」と述べた。

押収した金融商品の価値は、まずは押収した時点の推定の市場価値で記録されて売却する時に調整されるという。

コインマーケットキャプは仮想通貨のリアルタイムの価格や時価総額を提供している。ただ、大量の疑わしい数値が含まれており、BTC市場の実態に対して「致命的に誤った印象を与える」というレポートも出ている

コインマーケットキャップは先月12日、流動性を基に取引所やトークンペアを比較する新たな評価方法を公開した

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