米国の仮想通貨取引所ErisX(エリスX)は5日、米大手銀行ウェルズ・ファーゴ出身者を事業開発担当の幹部として雇ったと発表した。
ウェルズ・ファーゴに加わるのはウェルズ・ファーゴの元幹部カイル・アンターセハー氏。エリスXのCCO(最高商務責任者)直轄で働くことになる。
「カイルは、世界のFCM(先物取引業者)と働いてきた経験を持っているほか、成長部門を牽引してきた実績がある。我々はそうした経歴に惹かれた」
ErisXは、今年中にビットコインなどの現物取引や先物取引の開始を目指している仮想通貨取引所。昨年12月の資金調達では、ナスダック、フィディリティ、ビットメイン、マネックスグループなどから2750万ドル(約31億円)を調達した。
今年1月には、ブロックチェーン企業コンセンシスの創業者であるジョセフ・ルービン氏が仮想通貨取引所のErisXの取締役に任命されたことが明らかになった。
マネックスグループ傘下トレードステーションのジョン・バートルマン社長は、ErisXについて「ErisXこそ本当の取引所」と指摘。「直接的な仮想通貨交換業と先物市場を統合」することで強固なマーケットを構築する存在と指摘し、「株式市場などでよく見られる構造」を持っていると解説した。
翻訳・編集 コインテレグラフ日本版
原文 US Crypto Exchange ErisX Hires Former Wells Fargo Executive as Business Developer