韓国の仮想通貨取引所アップビットは、日本時間午後6時に声明を発表し、仮想通貨の流出被害があったことを明らかにした。流出したのはホットウォレットに保管していたイーサリアム342,000ETH、約580億ウォン(約53億円)相当だ。

同社の発表によれば、日本時間午後1時に未確認のウォレットに342,000ETHが送金された。

ウォレットのアドレスは「0xa09871AEadF4994Ca12f5c0b6056BBd1d343c029」だ。

アップビットは、流出した資金については、顧客に対する補償を行うとしている。またホットウオレットに保管していた仮想通貨はすべてコールドウォレットに移転済という。

また、ほかの仮想通貨についても大量の移動が確認されていたが、これらの取引はアップビット側がホットウォレットにあった仮想通貨をコールドウォレットに移動させるためのものだったと説明している。

アップビットでは仮想通貨の入出金が再開されるまでは少なくとも2週間以上かかると顧客に説明している。