米国国務省は、ワンコイン創設者ルジャ・イグナトヴァ容疑者の逮捕および有罪判決に繋がる情報に対する報奨金を増額した。
連邦捜査局(FBI)の「最重要指名手配犯10人」のリストの更新に伴い、国務省の国際組織犯罪報奨プログラムは、イグナトヴァ容疑者の所在に関する情報提供に対して500万ドル(約8億円)の報奨金を提供すると発表した。ワンコイン創設者の最後の確認された所在地は2017年10月のアテネだ。
FBIは2022年6月にイグナトヴァ容疑者を最重要指名手配犯リストに追加し、10万ドルの報奨金を提示した。2023年にはその報奨金を25万ドルに引き上げたが、依然、イグナトヴァ容疑者は逃亡中だ。FBIは、彼女がドイツのパスポートを所持しており、「整形手術を受けた可能性がある」または「外見を変えた可能性がある」と報告している。
米国当局は2017年にイグナトヴァ容疑者を詐欺およびマネーロンダリングの罪で起訴し、彼女の逮捕に向けた連邦令状を発行した。2023年6月26日に米国大使ケネス・マーテン氏とブルガリアの代理検事総長ボリスラフ・サラフォフ氏が共同声明を発表し、イグナトヴァはブルガリア国内で欠席裁判にかけられると述べた。

2014年に設立されたワンコインは、2015年に詐欺的な仮想通貨スキームとして暴露され、投資家から約40億ドルを騙し取った。このスキームに関与したとして、イグナトヴァ氏の恋人ギルバート・アルメンタ氏、弁護士のマーク・スコット氏、元法務・コンプライアンス責任者のイリーナ・ディルキンスカ氏、共同創設者カール・セバスチャン・グリーンウッド氏、ウィリアム・モロ氏など、複数の人物が米国で刑事訴追を受けている。
イグナトヴァ容疑者の兄コンスタンティン・イグナトフ氏は、2019年にワンコインスキームに関連する詐欺およびマネーロンダリングの罪を認め、34か月の刑期を終えた後、2024年3月に釈放された。
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