UAEの金融規制当局は21日、来年前半中にトークンを使った資金調達であるイニシャル・コイン・オファリング(ICO)に対して規制を導入する。地元紙のThe Nationalが21日に報じた

記事によると、アラブ首長国連邦証券取引所(SCA)がアブダビ証券取引所とドバイ金融市場と協力して、ICOのためのプラットフォームを構築する。またSCAは、「規制サンドボックスやICO発行のためのルールブックを作るため、法律事務所と提携した」という。

規制サンドボックスは、企業が実際の市場環境下で、消費者を適切に保護しながら、制約の多い規制を受けることなく、様々な製品やサービスの試験事業を実施することをサポートするイニシアティブだ。

SCAのザービ委員長によると、リーガルサイドでの規制は来年の前半中に整う見込みで、取引所サイドのインフラ構築はもう少し時間がかかる。ザービ委員長は、次のように話した。

我々のマーケットはオープンだ。(ICO)規制とライセンスは世界中のすべての企業に対してアクセス可能になる。需要もある。暗号資産とトークン発行についていくつかの申請もすでに受けている」

最近、UAEなど中東で仮想通貨・ブロックチェーン普及に向けた動きが活発になっている。

13日にはUAEの中央銀行とサウジアラビア通貨庁(SAMA)は、両国の国境を越えた取引で使用可能な仮想通貨を共同で発行する計画であると報じた