分散型取引所ユニスワップのガバナンストークンUNIが46％の急騰を記録した。記事執筆時点で15ドルで取引されている。
過去24時間の取引量が120%増加し11億8000万ドルに達したことが2021年6月以来の高値に押し上げるに至った。その時価総額は過去1週間で44%増加し94億ドルに到達した。仮想通貨時価総額ランキングで17位にランクインした。これはユニスワップ財団がプロトコルのガバナンスをアップグレードし、コミュニティ参加を増やすことを目的とした料金再分配のための提案を受けての動きだ。このアップグレードは特にプロトコル料金をUNIトークン保有者に分配することに焦点を当てている。
ユニスワップ財団は2月23日の投稿で「このアップグレードは、トークンをステークし委任したUNI保有者に報酬を提供するだろう」と発表した。
提案には、メインネットUniswapV3Factoryコントラクトの所有者を強化し、プロトコル料金収入をパーミッションレスでプログラム的に集めることを可能にすることが含まれている。ユニスワップコミュニティのメンバーは、この動きを歓迎しており、ユニスワッププロトコルのガバナンス構造を強化し、UNIトークン保有者に意思決定プロセスにおいてより積極的な役割を与えると考えている。
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提案に対するスナップショット投票は3月1日に開始され、3月7日まで続く。
ユニスワップ財団によると、提案はコミュニティから大きな支持を受けている。昨日午後11時（米東部標準時）、この提案は5500万UNIの賛成でアップグレード実施が現実となった。
ユニスワップのネットワーク活動の増加がUNIの需要を高める
ブロックチェーン分析プラットフォームのLookonchainのデータによると、クジラ（大口投資家）は過去48時間で1250万ドル以上のUNIトークンを蓄積した。
さらにトークンターミナルのデータによると、ユニスワップのネットワーク活動が増加している。下のチャートによると、デイリーユーザー数は2023年10月の約7万5000人から3月2日には16万8106人に増加した。
これはユニスワップエコシステムのが採用が増加し、UNIトークンの需要を押し上げているを示している。
UNI価格は26ヶ月ぶりの高値に
コインテレグラフマーケッツプロとトレーディングビューのデータによると、UNIは2月23日の7ドルの安値から3月6日の取引日中高値17.03ドルに143%以上跳ね上がった。
相対力指数（RSI）は上向きで価格強度が87であることは、市場における買い手の優位性を示している。この動向は価格をさらに押し上げ17ドルの高値を再度試す展開となっている。17ドルに到達するとその上の価格抵抗線である20ドルを試す展開となるだろう。
その一方でRSIはUNIトークンが買われすぎであることを同時に示しており、トレンド転換を示唆し、UNIの強気相場継続に変化をもたらす可能性がある。
翻訳・編集 コインテレグラフジャパン
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