分散型取引所ユニスワップの創業者であるヘイデン・アダムズ氏は10月20日、X(旧ツイッター)で発表した声明の中でHayコイン(HAY)の99%をバーン(焼却)したことを明らかにした。トークンが数日前からの価格投機の対象になっていることにアダムズ氏が嫌悪感を示し、バーンしたようだ。

アダムズ氏は、ユニスワップのローンチ前である5年前にHAYをテストのためにデプロイした。同氏は総供給量のごく一部で小さなテスト流動性プールを作成し、HAYの99.9%以上を自分のウォレットに保管していた。ほんの数週間前まで、HAYは1万ドルを超える価格で取引されていた。

"何年もの間、何人かの人々がこれに気づき、冗談として、あるいは目新しさのためにこれを買った。この1週間、多額のドルが売買され、ミームコインのように扱っている人を見て非常に驚いた。仮想通貨は時に奇妙なものだ。

アダムズ氏の投稿によると、約6500億ドル相当のHAYが焼却された。アダムズ氏は、価格高騰を「ばかげている」と非難し、自分のプロフィール画像がトークンと関連付けられることを望んでいないと述べた。

「最終的に、人々がミームや投機の対象としているトークンのほぼ全量(99.99%)を所有することに不快感を覚えたので、ウォレットにある全額を焼却することにした(「価値」はばかげた6500億ドルだ)」

トークンをバーンすると、バーンした量は永久に流通から除外される。しかし、流通可能な総数が減少するため、価格の上昇にもつながる。コインゲッコーによると、記事執筆時点でHAYコインの取引価格は239万2640ドルで、過去24時間で235%以上上昇している。

アダムズ氏の行動について、ユーザーからバーンは課税対象になる可能性があると指摘された。あるユーザーは、「原価が0ドルと仮定すると、6500億ドルの処分は、1280億ドルの長期のキャピタルゲインに対する課税につながる」という。

また、アダムズ氏は、トークンを売却してから焼却し、利益を寄付することもできたと指摘する声もあった。

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