ロシアのフェミニストパンクバンド「プッシーライオット」やTrippy Labs、PleasrDAOのメンバーによって作られた「ウクライナDAO」は、2188イーサリアム(ETH)、約610万ドルをウクライナ国旗の非代替性トークン(NFT)から調達した。この収益はウクライナの人々を支援する非営利団体に送られる。

このNFTの販売はPartyBidでのオークションとして開催され、人々はデジタルなウクライナ国旗へのフラクショナルな所有権に入札した。寄付者は、金額に応じてERC-20トークンであるLOVEトークンを受け取ることになる。記事執筆時点ではNFTは細分化されてなく、資金もまだ配分されていない。

販売後に行われたツイッターのスペースで、共同創設者のCrypto SteveとTolokonnikovaは、今回の使命は仮想通貨コミュニティの力を活用して、助けを必要とする人々を支援することだと語っている。

集めた資金の配布先について、TolokonnikovaはDAO内のすべての人の声を尊重することになったと説明している。様々な現地の非営利団と連絡した後、軍隊に装備を提供するウクライナの非営利団体であるカムバック・アライブが「最も信頼でき、効果的な」選択だと判断したという。カムバック・アライブに提供される資金は軍事用の装備ではなく、医療援助に向けられるとも付け加えている。

非営利団体側のウォレットが安全に設定されているかどうかを確認した後に資金を送ることになるという。