ウクライナのエネルギー省は、5月6日の声明の中で、仮想通貨(暗号資産)マイニングは余剰電力を使う現代的で効率的な方法であると主張している。声明によると、ウクライナの原子力発電所では、新型コロナウィルスのロックダウンのため、電力が余っている状態という。

エネルギー省は、ウクライナのゼレンスキー大統領が進めるデジタル化の一環として、余剰電力活用に向けた解決策を模索している。

その中で、仮想通貨マイニングが効率的なソリューションの1つとなる可能性がある。

「余剰電力を使用するための現代的なアプローチの1つは、仮想通貨マイニングにそれを充てることだ。これは電子力発電所の負荷を維持することを可能にするだけでなく、企業が追加資金を惹きつけることを可能にするだろう。したがって、それは根本的に新しい経済、新しいアプローチ、新しい市場モデルへの道を開くだろう」

さらに5月5日のロシアの仮想通貨メディアForklogの報道によると、ウクライナのエネルギー省は国有企業に対して、原子力発電所での仮想通貨マイニングの可能性を研究するように要請している。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン