カリフォルニア大学バークレー校の学生が運営するブロックチェーン組織である「ブロックチェーン・アット・バークレイ」が、分散型取引所(DEX)のUniswapで10番目のデリゲートとなっている。これは新しい分散型金融(DeFi)プラットフォームに多様なグループが関与している一端だろう。
イーサリアムのガバナンスツールであるSybilによると、バークレイの学生グループは250万票を集めており、ほかの3つの組織と結びついている。これにより、学生グループの投票に占める割合は2.336%となる。ちなみに最大の割合を占めているのは、仮想通貨企業のDharmaで14.632%だ。
Verifying ourselves as a @UniswapProtocol #UNIDelegate on Sybil️https://t.co/SuuzI9Tj7Y
— Blockchain at Berkeley (@CalBlockchain) December 21, 2020
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2016年10月に設立された「ブロックチェーン・アット・バークレイ」は、ブロックチェーンの教育活動やコンサルティングなどを手掛け、「ブロックチェーンイノベーションのハブ」と称している。そのパートナーには、イーサリアムやハイパーレジャーなどが含まれている。
12月23日、バークレーの学生グループは、エコシステム開発に資金を提供するためのフレームワークのアウトラインである、Uniswap Grants Program v0.1に賛成票を投じた。合計6008万8813票が賛成し、反対票は9300票だった。提案は、記事執筆時点でキューに入れられている。

10月のUniswapの最初のガバナンス投票は、承認に必要な最低400万票の閾値を満たすことができなかったため、失敗に終わっていた。同様の理由で、10月31日に行われた2回目の投票も失敗している。バークレーの学生グループはどちらの投票にも参加していなかった。
翻訳・編集 コインテレグラフジャパン