大手資産運用会社であるUBSが、富裕層の顧客に仮想通貨取引を提供する動きを検討していると報じられた。
ブルームバーグは金曜日、事情に詳しい関係者の話として、スイスの銀行大手UBSが、まずスイスの一部プライベートバンキング顧客に対し、ビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)の取引を可能にする方針だと報じた。将来的には、アジア太平洋地域や米国への展開も視野に入っているという。
報道によれば、UBSは現在、仮想通貨サービスに向けた提携先を選定している段階にある。ただし、UBSはこれらの詳細について公式に認めていない。
UBSはすでに、イーサリアム上で運用するトークン化マネーマーケットファンド「uMINT」や、トークン化ファンド決済の実証実験など、トークン化の試みを進めている。
決済分野でもブロックチェーン活用を強化しており、シンガポールではアント・インターナショナルと提携し、UBSデジタルキャッシュ基盤を用いたトークン化預金の実証実験を実施している。
ウォール街の最後の慎重派も追随
UBSの動きは、機関投資家向け仮想通貨取引を検討し、すでにオンチェーンのホールセール決済や担保管理で「JPMコイン」を利用しているJPモルガンに続くものとなる。また、ブラックロックやフィデリティは、現物ビットコインおよびイーサリアムETFの主要な発行体として存在感を高めている。
長年にわたり仮想通貨に懐疑的だったバンガードも、2025年12月に強硬な姿勢を転換し、自社プラットフォームで顧客が仮想通貨ETFを取引できるようにしたことで、主要金融機関の中では最後の慎重派が事実上姿勢を変えた形となった。
UBSは2025年9月時点で、約4兆7000億ドルの資産を管理している。仮想通貨取引に踏み切れば、富裕層ポートフォリオ向けに新たなオンランプを開くことになる。
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