仮想通貨トロン(TRX)のジャスティン・サンCEOが、時価総額「数百億ドル」のある企業(名称非公表)と提携する予定だと発表した。SNSでは早速その企業の推測が始まっていて、アリババやディズニーなど超有名企業の名前が上がっている。

10月12日金曜に投稿されたツイートでは以下のように述べられており、詳細は明かされていない:

Finally, First time to partner with tens of billions USD valuation industry giant. Guess the name 😊#TRON #TRX $TRX

— Justin Sun (@justinsuntron) 2018年10月12日

「ついに、時価総額数百億ドルの業界大手と提携を結ぶ瞬間が到来する。企業名を当ててごらん。」

Twitterのフォロワーたちは、さっそく推理ゲームを開始。あるフォロワーはアリババではないかと推理した。サンCEOのツイッタープロフィールにある通り、サンCEOはアリババ創業者ジャック・マーが創立したビジネススクール「湖畔大学」の卒業生だからだ。それに対し「アリババの時価総額は5000億ドル以上であり、数百億ドルではない」と別のフォロワーが指摘している。

その他推理に挙がった企業にはバイドゥやクローバーがあり、複数のフォロワーがディズニーを挙げていた。これらのいずれの企業も、報道時点で、トロントの提携予定は確認されていない。

サンCEOのツイートが仮想通貨業界の見出しを飾ったのは、今回が今月で2度目だ。サンCEOは、10月8日、ツイートでトロントークンの今後のアップデートにより、トロンはイーサリアムをスピードで、EOSをコスト面で上回ると主張し、トロントークン価格は8%の急上昇を示した。

9月下旬には、7月に金額非公開で買収したトレント・クライアント「ビットトレント」との統合を進めるための同社の取り組みに関し、さらなる詳細を発表。最新のニュースによると、「プロジェクト・アトラス」と命名された製品で、TRXトークンをプラットフォームのユーザーベースと統合し、仮想通貨を活用したハイブリッドなコンテンツ共有エコシステムを構築する予定だという。