ここに表示された見解および意見は、著者のものであり、必ずしもコインテレグラフの見解を反映するものではありません。すべての投資とトレーディングにはリスクが伴うため、意思決定の際に独自の調査を実施する必要があります

前回の記事ではエリオット波動の調整4波目に入ったことを背景に$7011~7368もしくは$6063~6784までの調整が入ることを予測したが、現在のところは$7011~7368近辺まで調整が入り予測通り展開となっている。(図1、2参照)

(図1 前回の事前予測)

(図2 事前予測に対するその後の動向)

今回、ビットコインが急落した原因は色々あるが、その一つとして為替市場や株式市場の動きが大きく関係している。

ビットコインはデジタル・ゴールドという立ち位置で認知されているが、リアル・ゴールドである金とも違った動きをする。

通常のマーケットでは金はリスク回避として買われるアセットになるために、ドル円が下落すれば金の価格は上昇するという逆相関の関係が成立することが多い。

ビットコインも金と同じ要素を持っている部分もあるので、米中貿易摩擦が激化し、ドルが売られたことにより、ファンドなどがリスクヘッジ策としてビットコインにも資金を逃したために価格が上昇した背景がある。

この動きだけを見れば、ビットコインもドル円と逆相関の関係になりやすいと考えられるが、そう簡単でもない。

今までの傾向を見るとビットコインが上昇している場合でもドル円が今回のように大きく下落をすると、時間差でドル円に連れて動くことが見られる。

その逆も同じで、ビットコインが下落している場合でもドル円が大きく上昇をすると、時間差でビットコインも上昇する傾向がみられる。(図3参照)

(図3 BTCUSDとUSDJPYの動きを比較)

つまり、ドル円の動きを読み解くことが出来れば、ビットコインが今後どのような動きになりやすいのかを読み解く大きなヒントになる。

筆者が講師を務めるトレード帝王学では5月13日に過去のパターンから今後のドル円の動きについては予測しており、過去のパターンが繰り替えされるのであればターゲットは106円台ミドル近辺まで下落する予測の根拠を解説していたがこちらにも1歩遅れて一般公開。(※トレード帝王学会員には5月13日に配信している内容となります。)

「過去から読み解くUSDJPYの壁になりやすい場所を特定」

※5:21~「大陽線で強く抜けない限りは」は「大陰線で強く抜けない限りは」の誤りです。

現在のドル円は動画で解説した通り、一度109円がサポートとなり、その後に110.79~111.14近辺まで上昇して上値を抑えられて下落しているのがわかる。

またこの動画で解説した方法で次のターゲットを導き出せば、ドル円は106円台ミドルから107円前半まで下落する可能性が高いと読み解くことができる。(図4参照)

(図4  現在のドル円の動向と次のターゲット)

これにより、ドル円が106円台ミドルから107円前半まで下落する可能性があるのであれば、ビットコインも時間差でそれに連れて下落する可能性があると予め予測することが可能だ。

しかし、この予測だけではいつビットコインがドル円につられて下落するのかはわからないために、そのタイミングをビットコインチャートのテクニカルで判断していく必要がある。

前述した通り、前回の記事では$7011~7368もしくは$6063~6784まで下落調整をつける可能性を記載したが、トレード帝王学では更に詳しい押し目買いのポイントや今後の展開を事前に解説しており、予測通りの展開となっているが、こちらにも遅れて一部公開するので、今後の取引に役立てて頂きたい。(※トレード帝王学会員には6月1日に配信している内容となります。)

以下の画像を見て頂ければわかる通り、ビットコインは動画リリース後に解説した動き通りになっているのがわかる。(図5,6参照)

(図5 動画で解説した事前予測)

(図6 動画で解説した事前予測に対してのその後の動向)

次の展開としては調整4波後に上昇5波目をつけにいく形となるが、その際にも動画で解説しているトランケーションには注意。

特に、現在はヘッド&ショルダーを形成する可能性があるために、上昇してきた場合でも$7917~7962もしくは$8300~8662で上値が重くなった場合はもう一段下落する可能性もあるので注意が必要だ。(図7参照)

(図7 今後意識すべきレジスタンス)

著者 トシムリン
学習プログラム「トレード帝王学」(仮想通貨を含むトレード学習に適する)で講師を務める。ヘッジファンドトレーダーなどの一部のプロしか辿り着けないトレードの真髄を人数限定で伝授!初心者も安心して学べて、大衆に惑わされず安定的に稼げる本質的トレーダー育成にフォーカスした日本トップレベルのトレード学習コンテンツを目指している。

トレード歴14年の現役為替トレーダー。20歳の頃から一度も就職することなく専業トレーダーとなる。6年間はトレードが上手くいかず一時借金を背負ったが、研究と分析を積み重ねて独自手法を編み出し、7年目からプラス収益となり、そこからは安定的に利益を出し続けている。 元ヘッジファンドトレーダーからトレードを学んでいた経験があり一般投資家が持ちえないマーケットの内部構造を多角的に分析して市場を予測していくことが得意分野。 分析能力と育成能力に定評があり、トレード教育によって多くの常勝トレーダーを輩出している。プロップファームのトレーナーも務めている。 「人生を通してこれからの激動な時代に向けて自分自身で稼げる本質系投資家を多く育成し、日本の投資教育のレベルを底上げすること」をミッションに掲げる。座右の銘は、「習慣は才能を超える」。

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