ここに表示された見解および意見は、著者のものであり、必ずしもコインテレグラフの見解を反映するものではありません。すべての投資とトレーディングにはリスクが伴うため、意思決定の際に独自の調査を実施する必要があります

ビットコイン/ドルは前回の記事で「$7503~7709でリバーサルヘッド&ショルダー(逆三尊)を形成中であり、ここがサポートとなるのであれば上昇維持した青のパターンのような動きを想定しておくと良いだろう」と記載したが、この青のシナリオ通りの動きとなった。(図1、2参照)

(図1前回の記事で記載した予測)

(図2 図1に対してのその後の動向)

その後、上昇を維持して$9241~9685に迫る動きとなったが、5月31日深夜に約$1100近い大幅な下落を伴った。

この大幅な下落はテクニカルの観点から見れば予測は可能であった。

既にトレード帝王学会員には今回の下落予測を事前に伝えていたが、こちらにも1歩遅れて一般公開。(※トレード帝王学会員には5月30日に配信している内容となります。)

オマケとして注目のアルトコインについても解説する。

動画で解説した通り、今まではエリオット波動論3波で継続上昇してきたが、ここに来てようやく調整4波目に入った様子。

今後は4波目調整をつけたのちに5波動目の上昇が考えられるが、

今回のように3波目が強く伸びた場合は5波目が3波目の高値を越えられずに失速するケースもあるために注意が必要だ。

前回の記事でも解説している通り、歴史的観点から見ても$6063~6784から上はプチバブル的な上昇であり、あまり中身の伴っていない上昇なために、今回のような$1100幅の下落調整があるのは極めて自然であり、急騰はいつまでも続かない。行き過ぎた価格はいずれ戻るものである。

現在はマイナーの収益やハッシュレートが好調なためにまだ$6063~6784まで調整をつけるような状況に至ってはいないが、$7011~7368もしくは$6063~6784まで調整をつけて来る方が今後のビットコインにとっても健全な動きになるし、自然な動きである。

新規でビットコイン押し目買いを拾うのであれば$7011~7368、$6063~6784まで調整をつけて下値の堅さが確認できれば押し目買いを検討するのがいいだろう。(図 3参照)

(図3 今後意識すべき価格帯と展開)

$6063~6784まで調整をつけて下値が堅いようであれば比較的ベストな買い場となってきそうだ。

しばらくの間は$6063~10000でのレンジ相場が続きそうだ。

著者 トシムリン
学習プログラム「トレード帝王学」(仮想通貨を含むトレード学習に適する)で講師を務める。ヘッジファンドトレーダーなどの一部のプロしか辿り着けないトレードの真髄を人数限定で伝授!初心者も安心して学べて、大衆に惑わされず安定的に稼げる本質的トレーダー育成にフォーカスした日本トップレベルのトレード学習コンテンツを目指している。

トレード歴14年の現役為替トレーダー。20歳の頃から一度も就職することなく専業トレーダーとなる。6年間はトレードが上手くいかず一時借金を背負ったが、研究と分析を積み重ねて独自手法を編み出し、7年目からプラス収益となり、そこからは安定的に利益を出し続けている。 元ヘッジファンドトレーダーからトレードを学んでいた経験があり一般投資家が持ちえないマーケットの内部構造を多角的に分析して市場を予測していくことが得意分野。 分析能力と育成能力に定評があり、トレード教育によって多くの常勝トレーダーを輩出している。プロップファームのトレーナーも務めている。 「人生を通してこれからの激動な時代に向けて自分自身で稼げる本質系投資家を多く育成し、日本の投資教育のレベルを底上げすること」をミッションに掲げる。座右の銘は、「習慣は才能を超える」。