ここに表示された見解および意見は、著者のものであり、必ずしもコインテレグラフの見解を反映するものではありません。すべての投資とトレーディングにはリスクが伴うため、意思決定の際に独自の調査を実施する必要があります

コインテレグラフのレギュラーコメンテーターである仮想通貨トレーダー、トシムリン氏が占星術を活用した分析を寄稿した。

本稿では、筆者が活用するアストロロジー(占星術)分析に焦点を当てて、ビットコイン市場分析を解説。

ビットコインは5月12日に発表された、米CPIの結果が市場予想を上回り、市場で利上げ懸念が台頭したことにより大幅に下落した。

「ビットコインは中長期的に10万ドルに到達する~占星術が描く未来~」では「年内一杯は流動性相場が継続していく見込みのため、ビットコインも利上げ懸念で価格が落ちた分については早晩、落ち着く」と予測したが、5月12日の終値が$49405であることから、8月11日現在はそれに迫る$46000近辺まで上昇して、利上げ懸念で下げた分の落ち着きを取り戻しているため、筆者の想定通りだと言える。

しかし、同記事でも記載した通り年内は米金融当局の口先介入により米長期金利の上昇は制御されると考えているため、ビットコインは上昇したとしても年内は短命に終わり、最高値を超えることはないという予測を堅持。

これを踏まえた上で8月のアストロロジー分析を行うとしよう。

8月7日からは九紫火星から八白土星へと切り替わった。

八白土星の過去のおおまかな傾向は以下の通り。(図1参照)

・5回:上昇

・1回:下落

以上の観点から今までの傾向では八白土星は上昇しやすい星となる。

動きとしては月初で調整が入って上昇していく場合もあれば、月初から上昇して、月末に近づくと下落気味になっている時もある。

6回中1回の下落に関しては前の月の九紫火星の上昇の流れを引き継いで13日頃まで上昇傾向が続いたものの、そこからは下落へと転じている。

(図1:過去の八白土星の動き)

もう少し傾向を探るために過去の8月の傾向も見ることにしよう。

・2017年:8月15日に一度上値を抑えられて、17日に最高値をつけて失速

・2018年:月初から下落が続き14日を起点に反発、9月5日まで上昇が続き、その後は全戻し

・2019年:8月6日最高値→7日2番天井→12日切り下がり高値→20日切り下がり高値

・2020年:8月17日最高値をつけて失速

以上の結果から2017年と2020年では17日に8月中の最高値をつけているため、今年も17日頃に8月中の最高値を付ける可能性には注意が必要と言える。

後は参考までにタロット占いの観点から下落の注意日は以下の通り。

・8/16 流れがある所で止まる

・8/19 崩壊と破綻

さらに、月ごとの星の並びが今年と同じ場所を過去数年間比較してみると、今年は2020年の動きと似ているように見える。(図2参照)

2020年は九紫火星の上昇の流れを引き継ぎ、13日頃まで上昇が続いたものの、その後に失速していることがわかる。

ここから言えることは、今年も7月の九紫火星の流れを引き継いで上昇が続いてはいるが2020年のように8月の中旬頃(8月13日~19日頃)から一旦、反落に転じる可能性があるため注意が必要であるということだ。

2020年の八白土星では6月27日の高値と12月19日に引いたフィボナッチの50%と日足の200日移動平均線を少し上回ったところが高値となり失速。

現在も2020年と似たような形で200日移動平均線を上回り、4月14日の最高値と6月22日の最安値に引いたフィボナッチの半値である50%($46795近辺)に到達。

従って、2020年と似たようなことが起こるのであれば、そろそろ上昇が頭打ちになりやすい領域に入ってきたと言える。(図2参照)

(図2:星の並びが同じ2020年と2021年を比較)

筆者としては$42525~46850は頭打ちになりやすく上昇できたとしても$49325~53160近辺が限界だと考えており、年内はここを超えて定着してさらに上昇していくことは懐疑的であり、最高値を超えることはないと予測。

8月に反落が起こらなかったとしても9月の反落には注意が必要そうだ。

8月4日に発表されたADP統計が市場予測を下回ったことをうけ、米10年債利回りは前日の1.18%から、0.06%も低下して一時1.12%まで低下したものの、8月11日現在では1.35%まで戻している。ADP統計発表後の金利の利回りの下落は投機筋による仕掛け的な動きであった可能性がある。

そのため、1.2%~1.3%を下回った動きは行き過ぎであったと捉えることもできるため、しばらくの間は1.2%~1.3%はサポートになりやすいことを踏まえれば、ビットコインもすぐに暴落のような下落があるわけでもなさそうだが、それでも上昇のピーク感が出はじめていることは否めない。

テクニカルで見ても日足・4時間足ではRSIのダイバージェンス(下落警戒を示唆)も出現しているため、高値掴みだけはくれぐれも注意すべきだろう。

これはあくまでアストロロジーを活用した過去との比較分析にしかすぎないが、歴史的な動きを参考に戦略を立てていくことは重要だ。

著者 トシムリン

トレード歴16年の現役為替トレーダー。20歳の頃から専業トレーダーとなる。6年間はトレードが上手くいかず一時借金を背負ったが、研究と分析を積み重ねて独自手法を編み出し、7年目からプラス収益となり、そこからは安定的に利益を出し続けている。一般投資家が持ちえないマーケットの内部構造を多角的に分析して市場を予測していくことが得意分野。分析能力と育成能力に定評があり、トレード教育によって多くの常勝トレーダーを輩出している。

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