米マーケット調査会社ファンドストラット代表のトム・リー氏の強気発言がまた飛び出した。
リー氏はCNBCの「パワーランチ」に出演。その際に今年中に4万ドルに到達する可能性があると発言した。さらにダウ平均が3万を超える勢いの中、ビットコインはその上をいくと主張した。
4万ドルへの上昇はコロナウィルスやテクニカルシグナルなどによって上昇すると予測した。
リー氏はこれまでに200日間移動平均線を超えたことを理由に、夏までに2万9000ドルに到達すると主張。ヤフーファイナンスのインタビューで以下のように発言していた。
「1月は歴史的には弱い月だが、ビットコインにとっては良い月だった。26%上昇した。そして200日移動平均も回復した」
そして以下のように指摘した。
「200日を超えたら、強気相場に戻るということ。ビットコインが200日間移動平均を上回る時はいつでも、その後6カ月の平均リターンは197%だ」
トム・リー氏はこれまでにビットコインの強気発言で知られる。
2019年4月ごろから「仮想通貨冬の時代は終わり」と宣言しており、2020年に過去最高値を更新すると予想している。
株価に引きづられないビットコイン
リー氏は、多くのアナリストがビットコイン安全資産説を唱えた去年の夏頃、1人だけビットコインリスク資産説を唱えた人物だ。理由は統計的なもので、米国株価指数S&P500とビットコイン価格に相関関係があることから、「S&P500が最高値を更新した後でビットコインが最高値を更新するだろう」と当時は予想していた。
しかしリー氏は今月、リスク資産説を撤回。「ビットコインは新たなサイクルに入った」とし、「株価の弱さにひきづられないだろう」と述べた。