米マーケット調査会社ファンドストラット代表のトム・リー氏が、ザ・ブロックのインタビューに答えビットコインはリスク・オン資産であるという主張を維持する一方、リスクヘッジ手段でもあるという見方を示した。
「不都合な真実」としつつもリー氏は、米株の代表的な指数であるS&P500が高値をつけたらビットコインも上昇すると分析。ビットコインが誕生して以降、S&P500がマイナスだった年はビットコインのリターンも平均マイナス19%で、S&P500が15%以上上昇した時なビットコインの平均リターンは1800%だったと指摘した。
一方でリー氏は、ビットコインが金(ゴールド)のように安全資産として機能するという説を信用していなわけではないと発言。キプロス危機の時にビットコインが高騰したことを例に挙げ、ヘッジ手段としてのビットコインという「基本理念には賛成する」と述べた。
リー氏は、「もし我々が観察していることが本当であれば、ビットコインにとってはスーパーポジティブだ」と主張。もしリスク資産の市場が好調な時は人々はビットコインを買うだろうし、「もしビットコインがデジタルゴールドであれば、マクロ的に人々が恐怖に陥った時に金の代替となる可能性のある数少ない手段になるだろう」と述べた。
リー氏は、最近、ビットコインと米株連動説を展開。S&P500が最高値を更新したらビットコインも最高値を更新すると予想していた。