英国の投資家を対象にした調査によれば、アクセスのしやすさや市場の成長への期待感から、仮想通貨といった新しい資産への関心が高まっている。
Tokeniseによる英投資家2000人を対象にした調査によれば、金や石油、株式、不動産といった伝統的な資産への投資に代わって、より安全な代替物としてトークンを選ぶようになっているという。調査では「パンデミックや低金利、インフレによって伝統的な投資ビークルの厳しい状況に後押しされ、トークンが中心になるときがきた」と指摘している。
調査対象のうち24%は、2022年にトークンもしくは非代替性トークン(NFT)への投資に関心を向けている。これを受け、Tokeniseは22年がトークン採用の「重要な転換点」になるだろうとしている。
英国でトークンやNFTへの投資において最も活発なのは18~24歳の層だ。これらの層が全体の46を占めている。アプリやオンラインポータルを通じた投資の能力がこの層を際立たせている。調査ではまたトークンやNFT投資において女性の存在が男性よりも少ない点も指摘している。
方、調査では仮想通貨ベースの投資を活発化させる上で教育の重要性が明らかになっている。調査では規制された取引所の重要性を強調し、次のように指摘している。
「トークンに関しては、トークンについて十分な知識がないため、半分近く(47%)がまだ投資をしていない。さらに34%は簡単で安全な投資方法を知らないことが障害となっている」