オーストラリアではまもなく仮想通貨のスポット型上場投資信託(ETF)がデビューすることになる。

CBOEオーストラリアは9日、3つのETFが5月12日から取引開始となるとの通知を発表した。これらは、コスモス・アセット・マネジメントによるビットコインETFと、21シェアーズによるビットコインETFとイーサリアムのETFの3つだ。

当初これら3つのETFは4月26日に上場する予定であったが、CBOEオーストラリアが「標準的なチェックのため」、3つのファンドの上場を延期した。21シェアーズはこの延期について下流のサービスプロバイダーがローンチをサポートするためにより多くの時間を必要するためと、延期時に説明していた。

21シェアーズのビットコインETFとイーサリアムETFは現物に投資するスポット型のETFとなる。コスモス・アセットによるビットコインETFは、カナダのパーパス・ビットコインETFに投資するものとなっている。

これら3つのETFに加え、豪州ではさらに仮想通貨ETFが増えることになりそうだ。先月末、カナダのトロント証券取引所でビットコインとイーサリアムのETFを上場させている企業3iQは、オーストラリア証券取引所に2つETF上場について申請している。