認定取引プラットフォームのQuantfury(クアントフューリー)が、新規ユーザーを魅了する斬新なアプローチを発表した。これにより「誰もが同じ条件で」取引が可能になるという。

世界に10万人以上のユーザーを持つ認定取引プラットフォームのQuantfuryが、新しい顧客をそのプラットフォームに取り込む斬新な方法を発表した。

Quantfuryのプラットフォームに友人を招待したユーザーには、リワードとして10ドルから250ドル相当の株式または仮想通貨が贈られる。また、招待された友人も同額を受け取ることができる。
これにより、今までFacebookやGoogleの株式や、仮想通貨ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)の保有に興味のなかったユーザーを取り込むチャンスが生まれるという。

現在他の追随を許さない勢いを持つQuantfuryによると、招待する友人の数にもよるが、このプログラムによりユーザーは1暦年で最高750ドルのリワードを受け取ることができるそうだ。

人を惹きつける企業理念

Quantfury立ち上げの最大の動機は、ニューヨーク取引所やナスダック、CMEやバイナンスなど、500以上の資産を扱っている有数の取引所の純粋な現物価格、または手数料なしで取引や投資を可能にすることである。

創立者の Lev Mazurはコインテレグラフに次のように語っている。「Quantfuryは、これまでの2年間、世界中のユーザーの誰もが同じ条件で取引ができるようになることを目指して取り組んできた。Quantfuryユーザーは、最初から不利な状況にないため、自らの運命を切り開いていける。」

これによって、一部の富裕層が個人投資家に対して持っていたアンフェアアドバンテージがなくなり、トレーダーは、ウォールストリートやシティ・オブ・ロンドンのヘッジファンドや金融機関と同じレベルで投資を楽しむことができる。特にWallStreetBetsが発端となり、予期せぬ事態を招いたGameStopのショートスクイズ以降、近年ではこれが大きな議論を呼ぶホットな話題であることは間違いない。

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Quantfuryチームによると、このアプローチにより、同社のサービスが提供されている100以上の国で極めてハイレベルなカスタマーロイヤルティが得られたという。さらに、分析によると、インスタグラムなどのアプリと同じように、このアプリを活用する人が増えていることが示されている。

Quantfuryは、この成功の大きな要因を仮想通貨ユーザーにピンポイントで限定した結果であると見ている。目的を達成するため、ユーザーはデジタル資産を利用して投資や口座残高からの引き出しを自由に行ってきた。これがビットコインやイーサリアムの類を早くから取り入れてきた人々を惹きつけている。

ユーザーの取り込み

2018年12月のコインテレグラフの記事では、Quantfuryをトレーダーがトレーダーのために作ったものだと紹介している。そのミッションは、初めから市場の「透明化と公平化」であった。別の企業が「Don’t be evil(邪悪になるな)」というモットーを掲げている一方で、Quantfuryは「cannot be evil(邪悪になることはありえない)」という信念に基づいてスタートした。

留まることのないユーザー増加の一因として、Quantfuryは口コミの存在を挙げる。これが今回の友人紹介プログラムに繋がっている。ユーザーが友人に紹介コードを渡すことで、友人はいつでもアカウントに登録することができる。

入金が行われた段階でリワードは解除され、その金額はその時点での市場レートによって変動する。ユーザーは、30日以内にインセンティブを請求することでき、その時点で、彼らに与えられる資産はリアルタイムの取引所の現物価格で売却される。

株式や仮想通貨以外にも、Quantfuryは、慎重に選ばれた株式を扱う上場投資信託(ETF)にもユーザーを取り込もうとしている。また市場参加者は、コモディティ投資やインデックス投資に関連する将来的な市場分野を探ることも可能である。

株式や仮想通貨市場がより密接に関わるようになり、アメリカ政府が関与して特定の株式へのアクセスが制限されたというロビンフッドの例もある。「everybody’s honest trading(みんなの信頼できる取引)」というQuantfuryのモットーは、最近の世界的な市場動向からの利益を期待する個人投資家や市場参加者に心地よく響く言葉となるだろう。

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