米証券取引委員会(SEC)は、スイス拠点の証券ディーラー「XBTグルーSARL」を起訴した。同日、米商品先物取引委員会(CFTC)も、同社を同様の内容で起訴し、和解に至っていた。10月31日にプレスリリース発表した。

SECによると、同社は「ファースト・グローバル・クレジット」の名のもとに運営し、未登録の証券ベースのスワップを米国の投資家に提供および販売していた。

同社は、多数のマーケティング商法で米国の個人らを勧誘し、ビットコイン(BTC)を使用してさまざまな投資商品を売買させていた。投資商品を説明するのに「ビットコイン・アセット・リンクト・ノーツ(証券とリンクしたビットコイン資産)」といった「言葉」を使っていたともされる。また、証券ベースのスワップ処理を登録された取引所で実施せず、スワップディーラとしても適切に登録していなかった。

同社は、起訴内容を肯定も否定もせずに営業停止命令に同意不正利益の返却として3万1687ドル(約340万円)、罰金として10万ドル(約1080万円)支払うことにも同意したという。

CFTCも、先物商品の販売に関して登録を怠ったとして同社を起訴し、和解に至った。

翻訳・編集 コインテレグラフ日本版