オランダ中銀「ブロックチェーンは金融市場の需要に応えられる段階にない」

 オランダの中央銀行であるオランダ銀行(DNB)は7日、ブロックチェーンはまだ金融市場に導入できる段階ではないとする報告をまとめた

 DNBは、ブロックチェーンなどの分散型台帳技術(DLT)を3年にわたり試験した結果、現在のアルゴリズムでは、100%安全かつエネルギー効率の良い方法で、金融市場インフラの取引量を処理することはできないと結論づけた。

 DNBは、ブロックチェーン技術に対する理解を深め、決済や証券取引の改善につながる潜在的有用性を探るため、4つのプロトタイプを開発、評価した。

 DNBは試験結果の評価後、ブロックチェーン技術は「興味深く有望な技術」だとしながらも、DLTを使用していない現システムは「非常に効率的で大量のデータを処理でき、支払いが完了したことに対する法的安定性を提供できる」と結論付けた。

「試験を実施したブロックチェーン・ソリューションは、コストとエネルギー消費の面で十分に効率的だとは言えず、大量のトランザクションを処理できないことが明らかになった」

 ブロックチェーン技術と仮想通貨が銀行に与える影響に注目する中央銀行はDNBだけではない。英国財務省は3月、イングランド銀行と金融行動監視機構で構成される仮想通貨のタスクフォースを設置することを明らかにした。またアムステルダムで5日に開催されたマネー20/20では、イングランド銀行、リトアニア銀行、カナダ銀行、スイス国立銀行の代表らが仮想通貨と従来の銀行との関係について議論した。

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