ステーブルコイン発行会社テザーが、現実世界の資産(RWA)のトークン化プラットフォーム「ハドロン」を発表した。
このプラットフォームにより、企業や資産管理者が現実世界の金融商品に対するデジタル資産トークンを発行・管理することが可能となる。
テザーによれば、ユーザーはこのプラットフォームで株式、債券、ステーブルコイン、ロイヤルティポイントなどの現実世界の資産をトークン化できる。さらに、強固な顧客確認(KYC)とマネーロンダリング対策(AML)の管理機能も備えている。
テザーのパオロ・アルドイノCEOは、「伝統的な金融機関は常に市民に対して不透明な閉鎖的エコシステムを推進してきたが、テザーのハドロンはより包括的な未来を構築するという我々のコミットメントを強化するものだ」と語っている。
ハドロンはまた、「バスケット担保型商品」も含む予定で、企業などが商品や現実世界の証券化資産のバスケットに対するデジタル資産トークンを発行できるようにする。
事業の多様化を進めるテザー
2024年10月、テザーはトルコ政府に対してホウ素担保型トークンを提案した。ホウ素は肥料、家庭用洗剤、ガラス製造など多様な用途で使用されており、トルコはホウ素供給の約70%を管理している。
11月、テザーは石油取引にも進出した。テザーは67万バレルの原油取引に対してステーブルコインによる資金提供を行った。
テザーはまた、アラブ首長国連邦(UAE)の国家通貨であるディルハムに連動した新しいステーブルコインをドバイで開催されたTONゲートウェイイベントで発表した。
テザーは2024年第3四半期に25億ドルの利益を報告し、約1340億ドルの総資産を保有していることを明らかにしている。
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