ステーブルコイン発行企業テザーが、アラブ首長国連邦(UAE)の通貨ディルハムに連動したステーブルコインをオープンネットワーク(TON)ブロックチェーンでローンチすると発表した。
ドバイで開催されたTONゲートウェイイベントにおいて、テザーのシニア戦略パートナーシップマネージャーであるアレッサンドロ・ジョリ氏が、今年発表されたディルハムステーブルコインがTONブロックチェーンでローンチされることを明らかにした。
Tether’s senior strategic partnership manager, Alessandro Giori, at the TON Gateway event in Dubai. Source: The Open Network
8月21日、テザーはUAEのフェニックスグループおよびグリーンエイコーンインベストメンツと提携し、ディルハムに裏付けられたステーブルコインをローンチすることを発表した。この提携は、ディルハムのデジタル版を確立し、流動性のあるUAEベースの準備金で完全に裏付けることを目的としている。
TONにおけるUSDTの成長
4月19日にドバイで開催されたトークン2049イベントで、テザーのパオロ・アルドイノCEO、テレグラム創設者のパベル・デュロフ氏、オープンプラットフォームのアンドリュー・ロゴゾフCEOが、USDTがTONブロックチェーンで稼働すると発表した。
Source: TON
ジョリ氏はTONゲートウェイイベントで、TONがUSDTで10億ドルに達する最速のブロックチェーンであると語った。ジョリ氏によれば、TON上では1日16万件のUSDT取引が行われており、760万のウォレットがUSDTを使用していると述べた。また、TONブロックチェーンに基づくUSDTを統合した仮想通貨プラットフォームが100以上あることも明らかにした。
ジョリ氏はさらに、TON上のUSDTがデジタル資産プラットフォームのファイヤーブロックスでも利用可能になると発表した。「これにより、ファイヤーブロックスを利用するすべての企業がエコシステムに参入し、ますます多くの人々がTON上でUSDTを使用するようになる」と語った。
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