ステーブルコイン発行会社テザーは、ビットコインマイニングソフトウェアをオープンソース化する計画を明らかにした。この動きによって、新たなマイナーが高額なサードパーティーベンダーに頼ることなく市場に参入できるようになるという。

テザーのCEO、パオロ・アルドイノ氏は、ビットコインマイニングOS(MOS)をオープンソース化することで「新たなビットコインマイニング企業が一斉に参入し、ネットワークを守るために競争できるようになる」と、9日(月)のX(旧ツイッター)投稿で述べた。

アルドイノ氏はMOSについて、「スケーラブルでモジュール式であり、コアにピアツーピア型のIoTアーキテクチャを備えている」と説明した。

新しいOSは既存のマイニングインフラをサポートし、複数のコンテナやその他の電源装置を含むとされる。

アルドイノ氏によると、このプロジェクトは2025年第4四半期に展開される予定だという。

Source: Paolo Ardoino

この新プロジェクトは、テザーがビットコインエコシステム内で分散化を推進する取り組みをさらに拡大するものだ。4月には、同社はオーシャンマイニングプールと提携し、現在および将来のハッシュレートをプロトコルにコミットすることでブロック構築の分散化を支援している。

ビットコインマイナーの多様化

大手ビットコインマイナーは、規模の経済、電力契約の有利な交渉力、ハッシュレートの増加といった利点により、小規模なプレーヤーよりも有利な立場にある。しかし、こうした大手ですら、半減期後の世界で競争力を維持するために事業戦略を多様化している。

一部のマイナーは、強気相場で資産価格の上昇益を享受するために大量のビットコイン(BTC)を保有してきたが、別の企業はマイニング機器をAIアプリケーションに転用している。

ハイブ・デジタルでは、AIワークロードからの収益が仮想通貨マイニングを大きく上回り、この分野への投資を拡大する動きが見られる。

「機関投資家は、ビットコインよりもAI分野での当社への関心が高い」と、ハイブのエグゼクティブチェアマン、フランク・ホームズ氏は9月にコインテレグラフに語った。

一方、一部の企業は競争力の低い事業を売却し、ビットコインに全面的に注力している。例えばビットコインマイナーのカンゴは、レガシー事業を売却してマイニング事業に集中した結果、わずか2か月で1億ドル超のビットコインを生産した。

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