フォーブスが選ぶ30歳未満の若いリーダーのリスト「30 Under 30」2021年版で、仮想通貨・ブロックチェーン関連で10人の起業家が選ばれた

2021年版の「30 Under 30」のリストは、20の分野からそれぞれ30人のリーダーをリストアップし、計600人の人間が選ばれた。今回仮想通貨・ブロックチェーンから選ばれた10人は、金融分野やベンチャーキャピタル分野、エネルギ分野、製造業分野からそれぞれ選ばれている。

金融分野から選ばれたのは、仮想通貨デリバティブ取引所FTXの創業者であるサム・バンクマン-フリード氏だ。昨年のローンチ以来、FTXはビットコインのハッシュレート先物や、米大統領選挙の予測市場など革新的なプロダクトを提供してきている。FTXは2020年で3000万ドルの利益を上げているという。

米国を拠点とする仮想通貨を使った資金調達を支援するコインリストの共同創業者ブライアン・ツベルゲン氏も10人の中に入っている。コインリストは2017年の立ち上げ依頼、a16zやセコイアキャピタル、ベインキャピタルベンチャーズなどが支援する仮想通貨企業のために、8億ドル以上の資金調達を支援してきたという。

今回取り上げてられている10人の起業家のうち、3分の1は女性となっている。仮想通貨・ブロックチェーン業界は女性が少ないことが有名であり、業界内では依然として大きな男女差があるが、これはその差が縮小していることを示しているだろう。

フォーブスは、ビットコインの最初の女性コアプロトコルエンジニアであるアミティ・ウータルワァー氏や、仮想通貨レンディング企業BlockFiの共同創業者フロリ・マルケス氏、ベンチャーキャピタル分野で登場するVolt Capital創業パートナーであるスーナ・アムハズ氏の3人の女性をリストに選んでいる。

ほかにリストに選ばれているのは、Paradigm Capitalの投資パートナーであるチャーリー・ノイズ氏、Augur共同創業者のジョセフ・クリュッグ氏、Layer1 Technologiesの共同創業者であるアレクサンダー・リーグル氏、ビットコイン決済企業ZapのCEOであるジャック・マラーズ氏などが含まれている。

また製造業分野から選ばれているのはブロックチェーンサプライチェーンデータプラットフォームAuthenticitiの3人の共同創業者だ。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン