テキサス州選出の野党・共和党であるラファエル・テッド・クルーズ上院議員がビットコインを購入したことがわかった。

4日に開示された公開された資産によると、クルーズ氏は15000ドル〜50000ドル相当のビットコインを1月25日に入手した。リバー証券を通じて購入したようだ。

クルーズ氏の購入当時、36000〜37000ドルで取引されていたが、その後数日で、ビットコインは41000ドルを超えた。同氏がビットコインを売却してキャピタルゲインが発生しなかったとすれば、現在の利益は2000〜6850ドル程度に上る。

Source: United States Senate Financial Disclosures

ワイオミング州のシンシア・ルミス上院議員に倣い、クルーズ氏はブロックチェーンと仮想通貨産業に費やしている。テキサス州がビットコインマイニング企業の流入の恩恵を受け、このテーマへの関心がより広まったからだ。

クルーズ氏は、米国連邦議会議事堂内のギフトショップや自動販売機で仮想通貨による支払いを受け入れることを提唱し、最近のインフラ法案では、「ブローカー」の定義をマイナー、さらにはバリデータやコーダーにまで拡大するとした条項に反対した。

現在、テキサス州を寒波が襲っている。2021年も同様に寒波が襲来した際には、一部の仮想通貨マイニング業者は、同州のエネルギーインフラを保持するために、操業を遅らせたり停止したりした。クルーズ氏自身は、メキシコのリゾート地カンクンを訪れていたため、その間の一部で不在だったことは有名な話だ。

リバー証券は米国の多くの州でライセンスを取得しているが、ウェブサイトにはテキサス州のマネートランスミッターのライセンスは記されていない。しかし、テキサス州銀行局の仮想通貨に関するガイダンスによると、「テキサス州では、仮想通貨と主権通貨を交換するいかなる種類の取引も、通貨交換ライセンスは必要ない」とされている。

民主党のマサチューセッツ州ジェイク・アウチンロス氏、イリノイ州マリー・ニューマン氏、共和党のニュージャージー州ジェフ・ヴァン・ドリュー氏、アラバマ州バリー・ムーア氏など多くの議員が、仮想通貨や関連銘柄の保有を公表している。