米オンライン証券大手TDアメリトレードのティム・ホッキーCEOは、顧客による仮想通貨トレードへの需要は高まっていると述べた。金融ニュースサイトのザ・ストリートが23日に報じた。
ホッキー氏によると、とりわけリブラに関する話題とビットコインの回復を受けて、顧客からの興味関心は一層高まっている。TDアメリトレードは「はって進む、歩く、走る」というアプローチを取り、「顧客へのリスク」などを考慮に入れて仮想通貨事業に関して進めていくという。
また、ホッキー氏は、エリスXへの出資がいつか仮想通貨トレーディングを可能にするかもしれないと述べた。
昨年10月、TDアメリトレードは仮想通貨取引所エリスXに出資した。エリスXは仮想通貨取引の現物取引開始に向けて話を進めており、今年4月にはTDアメリトレードが抱える1100万人の個人投資家向けに仮想通貨取引サービスを提供できるようになるかもしれないと報じられた。